20233/13-18

3/13
椅子がきた。背もたれのありがたさに気づいた。

 

3/14
私の歌が近所を困らせているとのことを管理会社の方が報告してくれた。私が悪いのにひとりで落ち込んで、ずっと黙っていた。
さすがにレミゼラブルを大熱唱したのは良くなかったか。

 

3/17
卒業式だった。私は袴を着ずに、スーツで参加した。やっぱりお母さんは私に袴を着せたかったのか「袴の子が多いね~。やっぱり着た方がよかったんじゃない?」と、思っていた通りの言葉をおくられた。私は着たくないと言ったのだから、お母さんは私の気持ちを尊重するべき。みたいなことを言った。卒業は出来ないけれど、卒業式に来てくれた子にもらったメッセージとペンがうれしくて泣きそうになった。

実家に帰ると、私の部屋はお母さんの趣味部屋になっていて、多分お母さんはこっちで寝ているのだと思った。前は夫婦同じ寝室だったのにな~と思いながら、お母さんとお父さんのやりとりをみていると、仲良しとはいえない雰囲気だった。雨が降りそうなので傘をもった方がいいというお父さんはお母さんに傘をもたせていた。
外食をする時も、お母さんが少し高めのビールを頼もうとすると、お父さんが安い方にしなよと言ったりしていた。それでもお母さんは譲らずに第一希望を通していた。私もそうすると思う。

 

3/18
たくさんの食料をもらったので、卒業証書を入れていた紙バッグがぱんぱんになって重い。スーパーに行ったお母さんが私が好きな魚肉ソーセージと鶏のレバー、いんげんを茹でたものも持たせてくれた。そのほかいろいろ詰めた。実家はうるさいので、私もかまわず歌うことが出来てよかった。
池袋でうつわを見ようと東武、ルミネ、西武と回る。うつわは探そうと思えば身近なところにあることがわかった。西武で見たかったgaguのポップアップをすっかり忘れていたことを電車に乗ってから気づいた。雨だけどサンダルにタイツで歩いたので寒いし、土砂クズが入り込んでくるしで、みじめな気持ちになった。卒業式用に履いたパンプスもあるが、しょぼい距離しか痛くて歩けないのでサンダルをもってきた。